太陽望遠鏡
屋上に設置された口径30cmの望遠鏡を太陽に向け、集めた光を展示室に導き、直径約1メートルの太陽像を投影板に映しています。黒点、白斑、粒状斑などが見られます。分光器も備えており、太陽のスペクトルも観察できます。Hαフィルター等とビデオカメラを備えた小型望遠鏡も6台同架しています。悪天候で太陽が見えない時は、晴天時に撮影したビデオを放映します。
屋上に設置された太陽望遠鏡
展示室の太陽望遠鏡スペース
白色投影像に見える黒点
投影されたスペクトル
インターネット中継
(最新の太陽画像)
小型望遠鏡による映像を、開館日の日中、天気の良い時のみ配信しています。より鮮明な映像が見られる30cm望遠鏡の白色投影像とスペクトルは配信しておりません、天文台でご覧ください。
太陽望遠鏡のシステム図
屋上にあるドームの中には口径30cmの反射望遠鏡(グレゴリアンクーデ式)1台と撮像用屈折望遠鏡6台があります。
反射望遠鏡で集めた光は本館2階展示室まで送られ、ハーフミラーで分割され、投影板と分光器に送られます。反射望遠鏡と光が通る管の中は、良質な画像を得るために減圧されています。
撮像用望遠鏡はCCDカメラを搭載しており、映像は展示室のディスプレーで見られます。6台はそれぞれ白色像・G-Band拡大像・Hα像・Hα拡大像・プロミネンス全体像・プロミネンス拡大像に対応しています。