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動画もあります : Mpeg版(28キロバイト)、GIF版(314キロバイト)
2001年4月10日午後2時(日本時間)すぎ、黒点群(領域9415)で近年では最大級のフレア(太陽面爆発)が発生しました。
左の画像は、ぐんま天文台太陽望遠鏡により、水素ガスに特徴的なHα線で観測したフレアで、2本の筋(two ribbon)が明るく輝いています。フレアは太陽の磁力線の組替えが原因で起こるとされ、太陽コロナ下層で起こります。地上の観測では、主に水素ガスに特徴的なHα線で現象が捉えられます。Hα線ではコロナ下部に接する太陽彩層を観測することになるので、フレア発生源の下方を見ることになり、主として降下物質の動き(フレア下方の磁場構造)を確認できます。
一般に、太陽フレアが発生すると地球では地磁気嵐が起こって人工衛星に障害を与えたり無線通信に悪影響を及ぼしたりします。また、オーロラなどを引き起こすこともあり、大規模なフレアが発生した場合は、関東中部地方以北の低緯度地方でもオーロラが観測されることがあります。
左の写真の時刻は、世界時(UT)で上から順に 4:50:45, 5:14:45, 5:29:45, 5:44:48, 5:59:48 です。+9時間で日本標準時間での表示となります。