教育普及活動
目次
1. 来館者のご案内
1.1. 天体観望
150cm望遠鏡などを用いて、星や星雲などの天体をご覧いただきながら専門の職員が解説を行う「天体観望」を実施しています。原則として、土曜日、日曜日、祝日は個人の方を対象とした「一般観望」、平日は団体の方を対象とした「団体観望」となります。天候不良により観察ができない場合は、映像ホールで星空の解説を行う場合もあります。
令和元年度までは、夜間の入館者数は1年に12,000人〜15,000人程度でした。公開天文台白書2006によると、夜間の入館者数が日本一多い天文台でした。
1.2. 展示・解説
宇宙と天体観測に関する展示を行っているほか、昼間はガイドツアー等の定時ミニイベントも毎日開催しています。
令和元年度までは、昼夜合わせた来館者数は1年に29,000人〜35,000人程度でした。天文台の外で行った事業への参加者数は含めていません。
1.3. 団体利用
団体で来館される方には事前の予約をお願いしています。平日に来館される場合には、原則として担当の職員をつけてご案内しています。公民館、青少年団体、婦人会、福祉施設、PTA、行政、企業など、さまざまな方が利用しています。
1.4. 観測施設の提供
一般の方が望遠鏡を自分で操作して天体の観察や写真撮影を楽しめる制度として、平成20年度まで「占有利用」を行いました。平成21年度からは内容を一部見直し、「観測体験時間」として実施しています。
上記の制度とは別に、報道関係者、学校、団体などから観測施設の利用を要望された場合には、職員が同伴する形で天文台の機材を貸し出す場合があります。
1.5. イベント
親しみやすく観察しやすい天文現象について説明会や観察会を開催するなど、天文に親しみを持つ機会となるイベントを多数開催しています。
平成21年度からは定時ミニイベントも毎日実施しています。


2. 学校教育支援
教員・指導者向けのページもご覧ください。
2.1. 学校利用
幼稚園の遠足から大学の実習まで、さまざまな形で天文台での学習が行われています。科学技術系の人材育成を目指して文部科学省が推進するスーパーサイエンスハイスクール(SSH)やサイエンスパートナーシッププログラム(SPP)の学習としても使われています。天文台での学習を希望される場合は、お早めにご相談ください。
- 幼稚園・保育園による利用のご案内
- 小中学校による利用のご案内
- 高校による利用のご案内 大学による利用
博物館実習生の受け入れも行っていましたが、近年は受け入れを停止しています。


2.2. 天文授業サポート
教師の負担軽減を図りつつ、多くの子どもたちに本物を観察する機会を提供できるよう、学校などへ天文台の職員を派遣し、授業の支援、天体観察の支援(太陽、月など昼間の観察を含む)、学校の望遠鏡の調整、望遠鏡の使い方の研修などを行っています。天文授業サポートについて。
2012年には金環日食にあわせて「群馬県一斉日食観測ネットワーク」を実施しました。
県が総合教育センターで行う教員対象の研修に、講師として職員を派遣しています。過去には、連携協力校事業(小中学校での実践を通して理科[天文分野]の効果的な学習指導方法を探る試み)、教員を対象とした研修講座、授業で使える教材の開発なども行いました。
3. すそ野拡大
3.1. 他施設との連携
県内の施設に職員を派遣し、講演会や天体観察会を行っています。
主な派遣先:生涯学習センター、昆虫の森、自然史博物館、ぐんまこどもの国児童会館、利根沼田文化会館、高山村。
3.2. 講師派遣
県民からの求めに応じて講師を派遣し、講演会や天体観察会を行っています。詳しくは職員派遣(出前講座)をご覧下さい。
3.3. ボランティア
「星ボラ(ぐんま天文台ボランティア)」として約30名が登録しており、案内・誘導などのお手伝いをしていただいているほか、月に1度程度「月例会」と「星ボラ自主企画」を開催するなどしてボランティア同士および職員とボランティア参加者の交流をすすめています。関心のある方はお問い合わせ下さい。
3.4. 天体画像の提供
ぐんま天文台が撮影した天体写真などは、学校の授業、博物館等のイベント、教科書、図鑑、新聞など、さまざまな場面で利用されています。利用を希望される場合は「著作権、Webサイトの使用について」をお読みください。
3.5. 講義動画の提供
研究員による講義の動画「基礎天文学概論」をYouTubeで公開しています。
4. 広報
4.1. 記者発表・情報提供
天文現象の紹介、観測結果の速報、イベントの紹介などを目的として、県庁の記者クラブ(刀水クラブ)において、記者発表や資料提供を行っています。
4.2. 広報誌の発行
広報誌「ステラーライト」とこども壁新聞「ほしぞら」を発行し、来館者に配布したほか、ステラーライトは全国の天文台などに、ほしぞらは県内全ての小学校、中学校、高等学校などに送付していました。予算の削減により、現在は発行しておりません。
4.3. 新聞連載記事、ラジオ出演など
上毛新聞にて平成11年度より記事を連載しています(毎週金曜日に掲載)。読売新聞では令和2年8月より記事を連載しています(毎週木曜日に掲載)。桐生タイムズで記事の連載を平成11年度と12年度に行いました。
平成23年度には、NHK FM(前橋放送局)で放送されていた番組「トワイライト群馬」の毎月第2火曜日のメイン企画「群馬星物語」に、職員が毎回出演しました。
平成27年度より毎月、エフエム群馬で放送されている番組「ワイワイグルーヴィン」に職員が出演しています。
4.4. Webサイトの運営
現在ご覧いただいているウェブサイトを運営しています。
平成27年2月より、ツイッターでも情報発信を行っています。ツイッターにおける公式アカウント(@tenmon10)の発信
詳細
詳細については年次報告をご覧ください。