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ぐんま天文台 > イベント > 丸くない金星を観察しよう 2010年7月〜

丸くない金星を観察しよう

「宵(よい)の明星(みょうじょう)」や「明けの明星」、「一番星」などの名前で親しまれている「金星」を、望遠鏡で観察してみませんか。

金星は観察する時期により、その形や大きさが変化して見える星です。今年の夏は金星を観察する絶好のチャンスですので、この機会をお見逃しなく!

姿を変える金星
金星 2007年9月20日
金星 2007年11月07日
金星 2008年2月19日

今年の夏、金星は夕方の西の空で「宵の明星」として輝きます。夏から秋にかけて、金星は徐々に欠けていくとともに、見かけの直径が大きくなっていきます。下の図をご覧ください。また、今年の冬から来年の春にかけては、金星は明け方の東の空で「明けの明星」として輝きます。この時金星は、今年の夏とは逆に、形が徐々に丸くなり、見かけの直径は小さくなっていきます。

金星の見え方 2010年7月〜10月

ぐんま天文台での観察情報

ぐんま天文台では、毎週土曜日、日曜日と祝日の午前11時半から12時まで、晴れた場合に行っている「昼間の星の観察会」で、金星を観察できます。 さらに、7月17日(土)〜19日(月)の3連休と、8月12日(木)〜16日(月)の間は、「昼間の星の観察会」で使用する望遠鏡を65cm望遠鏡にグレードアップします。

また、6月から7月の間は、毎週金曜日、土曜日、日曜日と祝日の晴れた夜に行っている「夜間の天体観望」でも金星をご覧いただけます。ただし金星は早い時刻に西の空へ沈んでしまうため、大型望遠鏡で金星が観察できるのは午後7時から7時半頃までの間に限られます。

天候不良の場合は観察できませんのでご了承下さい。現在のお天気はWebカメラの画像で確認できます。

金星の見え方が変化する理由

金星は恒星のように自ら光を発するのではないため、月と同様に太陽の光が当たる部分だけが輝いて見えます。このため、太陽、地球、金星の位置関係により形が変化します。また、公転に伴い地球との距離も変化するため、見かけの大きさも大きく変化します。

金星の見え方のシミュレーション動画

惑星の位置と見え方の関係

金星の見え方のシミュレーション動画(地球を固定)

地球を固定してみた場合


金星の見え方の変化

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