昼間の星の観察会

ぐんま天文台では、青空の中で光る星を望遠鏡で見るイベント「昼間の星の観察会」を行っています。

観察会の様子を写した写真。小型望遠鏡で来館者が星を見ているところ。

通常の観察会の様子

65センチ望遠鏡を使って観察会を行った時の写真。望遠鏡を覗く子どもを職員がサポートしているところ。

特別に65cm望遠鏡を使った時の様子

望遠鏡で見た昼間の金星の写真。青空の中に、欠けた形で白く光る金星が見える。

望遠鏡で見た昼間の金星

  • 原則として、毎週土曜日・日曜日・祝日の午前11時30分から
  • 雨天等の場合は中止し、かわりに「スタッフいち推しツアー」を実施
  • 繁忙期(ゴールデンウイーク、夏休み等)は内容や時間帯を変更する場合があります

ご注意

  • 夜のほうがきれいに見えます。昼は1等星しか見えません。
  • 昼は、晴れていても空が霞んでいると、星が見えません。(夜は空が霞んでいても明るい星は見えます。)

昼間に星は見えるの?

昼間でも、空には夜と同じく星があります。それらの星をふだん見ることができないのは、星の明るさよりも空の明るさの方が明るいからです。しかし、1等星のような明るい星に限ると、望遠鏡を使えば昼間でも観察することができます。こうした星は空の明るさよりも明るく輝いているため、望遠鏡で星の近くを拡大して見ると、青空の中の輝く点として見えるのです。

極端に明るい星の場合、望遠鏡を使わず直接目で観察できることがあります。青空に浮かぶ月を見たことがある人は多いかもしれません。金星も昼間から見られることがありますが、青空の中から手がかりなしに金星を探すのはかなり難しいです。

昼間に星を観察できるのは、よく晴れた日に限られます。一見して晴れているように思える日でも、空が白く見える日や、遠くの山が霞んで見えないような日には、昼間の星は全く見えません。このような条件の時は、夜になっても見える星の数は少なくなります。

ぐんま天文台には口径150cmと65cmの大型望遠鏡がありますが、これらの望遠鏡は通常、昼間の星の観察には使用していません。昼間に望遠鏡を使用して望遠鏡が温まってしまうと、夜間の観測時になっても望遠鏡の温度が十分下がらず、外気と望遠鏡の温度差によって星の像がゆらいでしまうからです。