赤外線カメラ
Gunma InfraRed Camera & Spctrograph (GIRCS)

150cm望遠鏡の全体像、主鏡の下に取り付けられた近赤外線カメラGIRCSの写真 近赤外線カメラを拡大した写真

赤紫色の装置が赤外線カメラ

この赤外線カメラは、150cm望遠鏡に搭載される主力観測装置です。心臓部の検出器には、すばる望遠鏡の同種観測装置でも使用されている世界最大級の100万画素の検出器(赤外アレイHAWAII, 1024×1024)を使用しており、世界的にも最先端です。この装置の内部は、検出器内部で生ずる熱雑音を抑え、星からの赤外量と装置自身の赤外量とを区別するため、常時マイナス200℃程度に冷却されています。

赤外線カメラ GIRCS のスペック
検出器HAWAII (HgCdTe 1024 X 1024)
0."4 / pixel → 視野: 6.'8
撮像10 filter positions
広帯域J, H, K, Ks, K'
狭帯域[Fe II] (1644 nm), H2 1-0 S(1) (2122 nm), Brγ (2166 nm),
K連続光 (2144 nm), CH4 (2300 nm), CH4 (1580 nm)
分光(6 grism positions)
J (1114 - 1397 nm): R 〜 1000
H (1439 - 1794 nm): R 〜 900
K (1959 - 2397 nm): R 〜 1000
スリットは、1", 2", 4"
偏光 (予定)カメラ内部に偏光板 (冷却)、 カメラ外部に半波長板 (非冷却)
製造 Infrared Laboratories