最近、夜遅くの東の空に、赤い(橙色の?)星が明るく輝いて見えます。これは火星です。
火星は2年2ヶ月毎に地球に接近します。火星接近の解説をアニメーションで見る。
今回最接近となるのは1月28日ですが、ぐんま天文台では最接近後もしばらく火星を観望できます。大型望遠鏡での観望をお楽しみください。
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火星は、かに座のしし座寄りにあります。午後9時の高度(地平線から星までの角度)は約30度です。天文台で火星が観望できるのは午後8時以降(※)となりますが、まだ高度が低いため望遠鏡で観望しても大気の影響を強く受け、星像が乱れやすいです。 (※)ぐんま天文台の大型望遠鏡では、高度が20度以上とならないと、観望できません。 ぐんま天文台では、最接近となる1月28日以降の観望をお勧めします。 |
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火星が最接近となるこの頃が、火星が最も大きく見える時になります。火星はかに座にあり、午後9時の高度は約47度。天文台で火星が観望できるのは午後7時以降となります。遅い時間の方が高度が上がり、観望しやすい条件となります。 【お勧めの観望日】 【お勧めの観望時刻】 |
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最接近を過ぎ、火星は徐々に遠ざかりますが、まだまだ観察できます。午後9時の高度は約63度。天文台での観望時間(午後9時まで)における高度が高くなるため、観望しやすい条件となります。 【火星の視直径】 |
星図はアストロアーツ社のステラナビゲータで作成しました。
火星までの距離〜小接近と大接近 (天文FLASH解説コーナー)。
火星の写真とビデオ (天体画像集)。