ルーリン彗星(2)

ルーリン彗星の続報です。【参考】1月29日の情報へ

彗星の位置

ルーリン彗星の位置

ルーリン彗星は2月24日に地球に最も近づき、2月下旬は最も観察しやすい時期になります。彗星は動きが速く、見える方向は毎晩少しずつ変化していきますので、観察前に位置を確認しましょう。左の図は、午後9時におけるルーリン彗星の位置を示したものです。彗星は現在しし座にあり、しし座は午後9時には東の空に見えます。

空が暗ければ肉眼でも見えるかもしれませんが、双眼鏡を使うと観察しやすいでしょう。ぐんま天文台の天体観望では、開館時間の都合から、2/27(金)・2/28(土)・3/1(日)が観察に最も適します。

彗星の姿

ルーリン彗星 2009/2/6

左の写真は、2009年2月6日午前5時16分から41分にかけて撮影したルーリン彗星です。彗星の右下に写っているのは、てんびん座のα星です。

彗星の尾は彗星の奥側にあるため、あまりはっきりとは見られませんが、ガスの尾が彗星の西側(写真の右側)に、ダストの尾が彗星の東側(写真の左側)に見えます。

2月6日の写真を拡大して見る
(新井指導主事が自宅で撮影。)

ルーリン彗星 2009/2/18

左の写真は、2009年2月18日午前1時27分から52分にかけて撮影したルーリン彗星です。彗星の動きが(見かけ上)速くなっていることが分かります。また、ダストの尾が彗星の東側(写真の左側)に見えます。

2月18日の写真を拡大して見る

ルーリン彗星 2009/2/18 (2)

左の写真も、2009年2月18日の早朝に撮影したルーリン彗星です。観察用望遠鏡BRC250とCCDカメラBT211Eで撮影、Bバンド30秒×34枚、Vバンド30秒×17枚、Rバンド30秒×17枚を合成しています。

2月18日の写真(2)を拡大して見る

彗星の動き (2) 2009/2/15 4:48-5:52

ルーリン彗星の動画

動画の上でマウスの左ボタンを押している間は、動画が止まります。

左の映像は2009年2月15日の午前4時48分から5時52分までの64分間、観察用望遠鏡で撮影した40枚の写真を動画にしたものです。彗星が移動していく様子が写っています。地球に最接近する2月24日頃には、より速く移動して見えるようになります。

Flash動画(左)が見られない方のために、GIFアニメーション版も用意しました。
彗星の動き(小, 1338KB)
彗星の動き(中, 2121KB)
彗星の動き(大, 3590KB)

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