観察用望遠鏡

観望棟に設置された観察用望遠鏡の写真

口径15cmの屈折式望遠鏡(観望用)と口径25cm〜30cmの反射式望遠鏡(撮像・測光用)を電動式赤道儀に乗せコンピュータで制御可能としたものが6台あり、これを観察用望遠鏡と呼んでいます。

夜間に貸し出し(観測体験時間)を行っているほか、イベント(昼間の星の観察会など)や学校利用などでも活用しています。昼間の施設見学や夜間の天体観望では公開していません。

望遠鏡の種類

赤道儀はいずれもEM2500、鏡筒は下表のとおり。いずれも高橋製作所製。

架台の番号と望遠鏡の種類
番号同架望遠鏡
1号機BRC250 (25cm反射式 F5) と FCT150 (15cm屈折式 F7)
2号機ε250 (25cm反射式 F3.4) と FCT150 (15cm屈折式 F7)
3号機C300 (30cm反射式 F12) と TOA150 (15cm屈折式 F7.3)
4号機MT300 (30cm反射式 F6) と FCT150 (15cm屈折式 F7)
5号機BRC250 (25cm反射式 F5) と FCT150 (15cm屈折式 F7)
6号機ε250 (25cm反射式 F3.4) と FCT150 (15cm屈折式 F7)
BRC250
反射式(ベーカー準リッチクレチアン)
主鏡の有効口径 250mm
焦点距離 1268mm
鏡筒はカーボン製
中心の光量にを100%として、光量が60%以上となる円の直径は100mm、視野4.5度に相当。
天空上の1秒角が焦点面で6.15μmに相当。
ε250
反射式(ハイパーボライド)
主鏡の有効口径 250mm
焦点距離 854mm
鏡筒はカーボン製
中心の光量にを100%として、光量が60%以上となる円の直径は69mm、視野4.6度に相当。
天空上の1秒角が焦点面で4.14μmに相当。
C300
反射式(純正カセグレン)
主鏡の有効口径 300mm
焦点距離 3580mm
鏡筒はアルミ製
天空上の1秒角が焦点面で17.3μmに相当。
MT300
反射式(ニュートン式)
主鏡の有効口径 300mm
焦点距離 1750mm (レデューサ使用時は 1342mm)
鏡筒はアルミ製
天空上の1秒角が焦点面で8.48μmに相当 (レデューサ使用時は6.50μmに相当)。 レデューサ使用時の視野 2.1度。
FCT150
屈折式
焦点距離 1050mm

1号機と5号機・2号機と6号機は同じ機械ですが、設置箇所の問題から5・6号機は西側の空があまり見えません。

PDFファイル 画角(視野角):各望遠鏡で撮影した場合の視野角まとめ。

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