ポリャコフさんの宇宙授業(3)健康管理と宇宙食

 宇宙ステーション自分に与えられた仕事をきちんとこなすためには、きちんとした生活を送らなくてはいけません。ですから、クルーの健康管理をきちんとすることが大事です。ここでは、私の医者としての日々の仕事を見てもらいましょう(13)。
 クルーの健康をチェックするわけですが、血圧を計ったり、脈拍を計ったりします。すべてが正常であれば、「今日1日働いていいですよ」と許可を出すわけです。宇宙ステーションには色々な医療機器が置いてあって、それが自分を助けてくれます。


 これは、宇宙食の入ったコンテナで、ちょうど一週間分の食料が入っています(14)。宇宙飛行士のウサジオフさんが、これをどのように食べるのかを実演してくれます。


 カッテージチーズの入ったチューブや、フリーズドライのミルクなどがあります。食べる時には必ずお湯を使って戻して、食べられる状態にしてやります。食事はすべて特殊なパッケージの中に入っています。お湯を入れて10分すると食べられるようになります。どうです?おいしそうでしょ?(15)。


 これは、砂糖をまぶしたレモンスライスです(16)。こちらは牛肉とジャガイモの缶詰めで、あたためることができます。


 ふたに付いているのはソースです(17)。


 宇宙飛行士のユーリーさんがコーヒーミルクの飲み方を教えてくれています。これは、無重力であることを証明する飲み方ですね(18)。


▼次へ▲戻る