天文トピック解説
天の川または土星に関連した話題で、ぐんま天文台の観測普及研究員が毎日午後3時から30分間、日替わりでお話しします。予約不要です。
8月13日(木) | 天の川に潜むモンスター 〜赤外線で探る超巨大ブラックホール〜 担当:西原 英治 |
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8月14日(金) | 事実は小説よりも・・・ 担当:浜根 寿彦 |
8月15日(土) | 赤色巨星を用いた天の川銀河の探求 担当:橋本 修 |
8月16日(日) | 土星ふしぎ発見 担当:大林 均 |
お話の概要

天の川に潜むモンスター〜赤外線で探る超巨大ブラックホール〜
担当 : 西原 英治
宇宙を観測するのは目に見える光 (可視光) ばかりではありません。目に見えない光 (赤外線) で宇宙を観測する赤外線天文学について、実験を交えながら、わかりやすく解説し、その赤外線を使って明らかにされた天の川の驚くべき正体についてお話しいたします。
講演予定 13日15時
事実は小説よりも・・・
担当 : 浜根 寿彦
第二、第三の地球探しの目標は、地球外生命の可能性を探ることです。恒星に近からず遠からず、適度に暖かくて海と有機物(生命の材料)とエネルギー源があるというのが、気にしていた条件でした。ところが、意外にも、もっと身近なところ、土星の衛星に、生命誕生と存在のための条件が整っていることがわかりました。どうして、そのようなことがわかったのでしょうか?
講演予定 14日15時
赤色巨星を用いた天の川銀河の探求
担当 : 橋本 修
赤色巨星は赤外線で特に明るいため、遠方まで観測することができます。しかも、絶対的な明るさが脈動による変光の周期と関係しており、変光の観測から距離を決定することが可能です。中小質量の恒星が進化した天体であるので数も多く、巨大で可視光では遠くを見通すことが困難な天の川銀河の構造を研究するうえで、極めて重要な媒体となっています。
講演予定 15日15時
土星ふしぎ発見
担当 : 大林 均
今が見ごろの土星。望遠鏡で見ると、大きな環といくつかの衛星が見られます。環の見え方が毎年変わるのはなぜでしょうか、環は何からできていて、どうやってできたのでしょうか。今回のお話では土星と環について紹介するほか、大気のある衛星タイタンや、地球外生命がいるかもしれないエンケラドスなどの衛星も紹介します。
講演予定 16日15時
関連情報
- 「3Dシアター 地球から宇宙の果てまで」を、午後2時からと4時からの2回、同じ会場で行います。こちらも予約不要です。
- この他のイベントについては、天の川と土星を見よう (夏休み特別企画)をご覧ください。