昼間の麦星観察会

星は夜に見えるもの‥‥ですが、望遠鏡を使うと、1等星のような明るい星は昼間でも見ることができます。

今回観察する「アークトゥルス」はうしかい座の１等星で、秋の夜空には見られない星です。この星は６月、麦を収穫する頃に、夜暗くなってすぐの空の高い所に明るく輝いて見えることから、「麦星」とも呼ばれます。

悪天候で星が見えない場合、観察会は中止となります。

解説

ぐんま天文台では通常、土曜日・日曜日・祝日の午前11時半から行っている「昼間の星の観察会」で、金星と明るい恒星をご覧いただいていますが、今年(2011年)は7月から10月中旬にかけて金星が太陽の近くにあるため、金星を観察できなくなります。9月から10月にかけては、観察できる恒星もアークトゥルスだけになります。このように、今年の9月から10月にかけては観察の条件が厳しくなるのですが、10月8日から10日までの3連休は多くの方が来館されると見込まれるため、星の観察で使用する望遠鏡を観察用望遠鏡から65cm望遠鏡にグレードアップして、観察しやすくします。