宇宙飛行士の古川聡さんが搭乗している国際宇宙ステーションを観察するチャンスが、8月中旬にあります。−1等星くらいの明るい点が移動していきますので、天気が良ければ街中でも肉眼で見ることができます。望遠鏡や双眼鏡は要りませんので、どなたでも簡単に観察できます。
12日深夜(13日未明)は、ペルセウス座流星群の観察中(午前3時44分頃)に見られます。
ネット上には「伝統的七夕の日に見える/見よう」という記述も見られますが、6日〜7日には見えませんのでご注意ください。JAXAのページ等で正しい情報を得るようにしましょう。
(参考) 国際宇宙ステーションの軌跡、2008年3月22日午前5時撮影。左の写真にある明るい星は、太陽ではなく、月です。
8月3日現在の予報は、次のようになっています。
日付 | 見え始め 時刻(方角) | 最大仰角 [仰角] 時刻(方角) | 見え終わり 時刻(方角) |
---|---|---|---|
8月11日(木) | 03:59(北西) | [45度] 04:04(北東) | 04:09(東南東) |
8月13日(土) | 03:40(北西) | [78度] 03:44(南南東) | 03:49(南東) |
8月13日(土) | 20:13(南西) | [56度] 20:17(西) | 20:19(北東) |
8月14日(日) | 19:15(南南西) | [39度] 19:19(南南東) | 19:24(東南東) |
8月15日(月) | 19:53(西南西) | [34度] 19:57(北西) | 20:02(北東) |
上記予報は人工衛星観測ナビゲータやJAXAの情報を元に製作していますが、予報は時々更新されますので、観察前に最新の情報をJAXAのページで確認して下さい。観測地により見える時刻と方角が変化するのでご注意ください。
ぐんま天文台では、望遠鏡を使った宇宙ステーションの観察はできません。宇宙ステーションは、広場で、肉眼で観察してください。