宇宙飛行士の野口さんと山崎さんが搭乗している国際宇宙ステーションが、4月7日から10日にかけて、夜明け前の空に見られます。(山崎さんの乗ったスペースシャトルが国際宇宙ステーションにドッキングするのは、日本時間で7日夕方のため、7日朝に見える国際宇宙ステーションには、まだ山崎さんは乗っていません。)
(参考) 国際宇宙ステーションの軌跡、昨年撮影。左の写真にある明るい星は、太陽ではなく、月です。
群馬での予報は下に示す図の通りです。-1等星くらいの明るい点が移動していきますので、天気が良ければ街中でも肉眼で見ることができます。国際宇宙ステーションは地球のすぐ近くを飛んでいるため、観測地点により見える時間や方角が変わります。下の図を過信せず、広い範囲を探してみてください。県外で観察する場合はJAXAの情報などを参考にしてください。
午前4時29分頃に南西から現れ、南〜東の空を通り、4時36分頃に北東の空に沈みます。4時29分より前には、宇宙ステーションが地球の影に入っているため光らず、見えません。
午前3時43分頃に南東の空に現れ、3時48分頃に北東の空に沈みます。3時43分より前には、宇宙ステーションが地球の影に入っているため光らず、見えません。
午前4時6分頃に西〜西北西の空に現れ、北の空を通り(最大高度41度)、4時11分頃に北東の空に沈みます。4時6分より前には、宇宙ステーションが地球の影に入っているため光らず、見えません。
星図はアストロアーツ社のステラナビゲータで作成しました。
宇宙ステーションや人工衛星は移動速度が速いため、大望遠鏡を向けて観察することはできません。今回は夜明け前となるため、天文台での観察会は予定しておりません。ご自宅などで観察してみてください。