木星と土星の超大接近 (2020年12月22日)
木星と土星が2020年12月にとても近づいて見られました。最も近づいたのは22日午前3時頃でしたが、日本では木星と土星が地平線に沈んだ後となりました。ぐんま天文台では21日と22日の日没後にこの超大接近を撮影しました。
22日に撮影。観察用望遠鏡(口径15cm、屈折式、タカハシFCT-150)と一眼レフカメラ(Nikon D750)による拡大撮影(合成焦点距離約4500mm)、ISO 6400~8000、露出1/60。
フルバージョンの動画はこちら:
- 木星と土星の大接近(動画・暗めに撮影) (43 MB)
- 木星と土星の大接近(動画・明るめに撮影) (131 MB)
22日、65cm反射式望遠鏡


22日に撮影。65センチ望遠鏡(焦点距離7800mm)と一眼レフカメラ(Pentax K5II)での直焦点撮影、ISO 1600、露出1/60と1/800。
21日、15cm屈折式望遠鏡

21日に撮影。望遠レンズ(焦点距離85mm)と一眼レフカメラ(Nikon D90)で撮影、ISO 3200。
21日、85mm望遠レンズ


21日に撮影。観察用望遠鏡(口径15cm、屈折式、タカハシ FCT-150)と一眼レフカメラ(Nikon D750)での拡大撮影(合成焦点距離約5000mm)、ISO 8000、露出1/20。
21日と22日、150cm反射式望遠鏡


1枚目は21日に、2枚目は22日に撮影。150センチ望遠鏡、アイピース(Pentax XL40)、コンパクトデジタルカメラ(Canon SX620 HS)でのコリメート撮影、ISO 800。光路上の鏡が奇数枚のため、画像は裏返しになっています。
21日の写真で、土星の左の点は衛星タイタン、木星に一番近い点はガリレオ衛星ではなく背後の恒星です。動画はこちら:
- 木星と土星の大接近(22日 150センチ望遠鏡 動画) (22 MB)
スマートフォン


スマートフォンでもこんな感じに撮れます。1枚目は21日、2枚目は22日に撮影。1枚目の惑星部分を拡大して見る。