2013年11月29日に太陽に最接近するアイソン彗星。12月上旬には日の出前に肉眼で見えるようになる可能性があるとされてきましたが・・・。 太陽接近前後の様子が [外部リンク]Astronomy Picture of the Day (2013 November 29 ) に掲載されています。太陽に接近した後、暗くなっています。
アイソン彗星についての解説が国立天文台のWebサイト内にあります。その他のサイト等、関連情報はこのページの一番最後(関連情報)をご覧ください。
彗星は徐々に太陽に接近しており、次第に尾が長く見えるようになってきました。背景には恒星が流れるように写っています。
口径15cmの屈折式望遠鏡(TOA150)とCCDカメラ(BJ41L)で撮影しました。彗星の見かけの大きさの変化が分かるよう、同じ縮尺で表示しています。
11月下旬の写真が見づらいのは、彗星が太陽に近づいたため薄明の中での撮影となったためです。
11月24日5時43分〜5時44分
11月23日5時26分〜5時30分
11月22日5時20分〜5時30分
11月21日5時3分〜5時12分
11月20日5時1分〜5時10分
11月19日4時53分〜5時27分
11月18日4時51分〜5時25分
11月17日4時27分〜5時2分
11月16日4時18分〜4時52分
11月14日4時11分〜4時46分
11月12日4時25分〜5時0分
11月11日4時10分〜4時44分
11月9日4時29分〜5時3分
11月8日4時4分〜4時38分
11月8日3時51分〜4時1分
11月2日4時1分〜4時35分
11月1日3時46分〜4時20分
10月31日4時11分〜4時45分
10月28日3時52分〜4時25分
10月27日3時37分〜4時12分
10月14日3時40分〜4時12分
10月12日3時40分〜4時7分
10月10日3時41分〜4時2分
4月9日20時15分〜21時16分
4月はまだ、太陽や地球から離れた位置にあったため、尾は短く、動きもあまりありません。
撮像のほか、分光観測も行いました。
11月1日夜明け前 (拡大)
11月7日夜明け前に取得した高分散スペクトル画像。図の中央付近に二重になった強い輝線がふたつあります。これがナトリウムのD線で、二重になっている淡い方が、彗星起源の放射である可能性が高いようです。
11月17日夜明け前に取得した高分散スペクトル画像。ナトリウムのD線(2本)がそれぞれ二重になっており、淡い方が彗星起源の放射である可能性が高いようです。
11月2日夜明け前に取得した高分散スペクトル画像。ナトリウムのD線(2本)がそれぞれ1本であり、彗星起源の放射は見えていません。
20日以降の写真で彗星が暗く見えるのは、月明かりと薄明のため、露出時間を短くしたためです。
11月24日5時28分〜5時29分 (拡大する)
11月23日5時33分〜5時35分 (拡大する)
11月22日5時20分〜5時23分 (拡大する)
11月20日5時2分〜5時10分 (拡大する)
11月16日4時23分〜4時53分 (拡大する)
尾が2本に見えるようになってきました。ダスト(塵)の尾とイオンの尾でしょうか。
11月14日4時16分〜4時47分 (拡大する)
白黒反転し強調処理した画像 (拡大する)
この写真は、下にある11月9日と12日のカラー写真より広い範囲を写しています。
口径16cmの反射式望遠鏡(ε160)とデジタルカメラ(D90)で撮影しました。上の白黒画像よりも視野が広い、カラー画像です。
11月9日4時29分〜5時0分
11月12日4時25分〜4時56分
(外部リンク) アイソン彗星(国立天文台)
(外部リンク) アイソン彗星 特設サイト(AstroArts)
(外部リンク) 彗星を見よう(星の子館(姫路市))
(外部リンク) アイソンすい星を見よう(鳥取市さじアストロパーク)
(外部リンク) アイソン彗星を見つけよう(日本天文協議会)
(外部リンク) アイソン彗星の最新情報(NASA・英語)