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台風一過の晴天の7月27日、午後12時45分ごろ、太陽の東側の縁で大きなプロミネンスが観測されました(観測者:登坂指導主事)。
白色像ではこの部分に黒点群は観測されていません。また、Hα像でも活動領域は確認できませんでした。しかし、GOES衛星のX線データではこの時刻後に急激に強度が上昇(M3.7)しています。この噴出現象は SOHO EIT 195 の 2005/7/27/04:48 と 05/12 でも確認できます。また、SOHO LASCO C3 の 2005/7/27/05:18 と 05/42 の画像では、CME(コロナ質量放出)らしきものも確認できます。このプロミネンスは、太陽の裏側でフレアが発生し、それに伴って噴出したものと思われます。
このプロミネンスの見かけの長さは地球20個分以上になります。(あくまで地球から見た2次元での見かけ上の長さですので、視線方向の傾きがあるとすると、実際にはさらに長いことになります。)
ぐんま天文台では久しぶりに大きく活動的なプロミネンスが観測できました。
(画像の色は擬似カラーです。)