「光」は私たちにとって、欠かすことのできないものです。 しかし、適切に使わないと、いろいろな問題がおこってきます。 たとえば、夜空があかるすぎて、天文観測ができなくなったり、 よけいな光が動植物や虫たちに悪い影響を与えたりします。 また、「光」を作るために、たくさんの石油が使われていますが、 私たちの地球の資源は有限であり、大切に使わなければなりません。
ことし、群馬県では「県立ぐんま天文台」が完成しました。 これを良い機会に、皆さんといっしょに「光」の大切さについて考えながら、 美しい星空をとりもどすための「ぐんま星空憲章」をつくりたいと思います。 そして、かけがえのない地球の大切さを知り、 未来を引き継ぐ子供たちの夢を育てる機会にしたいと期待しています。
1999年４月