もうすぐ満月ですね。月といえば有名な天文現象に月食があります。満月の時にだけ起こりますが、いつも起こるわけではありません。6月4日は部分月食でしたが見られましたか?
もうひとつ有名なのが日食です。5月21日は日本中が金環日食の話題でもちきりでしたね。
日食は太陽が主役。その太陽の前を月のようには目立たないけれども、ひそやかに通り過ぎた惑星がありました。金星です。金星の太陽面通という出来事が6月6日にありました。観察した人はいますか?
さて、この金星。明けの明星、宵の明星と呼ばれるように朝夕に見えることはありますが、真夜中には見えません。なぜでしょう?
金星がいない夜中には、夏であれば、「夏の大三角」が高く高く上がります。そしてそこには天の川も。月明かりがない夜、夏の大三角を見上げてみると、ベガやアルタイルやデネブの他にも、その中に星が見えることでしょう。少しかな?たくさんかな?もしかして、見え方を調べたら「空の暗さ」がわかるかもしれませんね。
夏は出かける機会も多いのではないかなと思います。星の地図を調べて、夏の大三角を見たり、空の暗さを調べてみたりするのも面白いかもしれませんね。暗いところがわかれば、流れ星がたくさん見えるかも!
7月29日(日)、群馬県生涯学習センター少年科学館(前橋市)で開催します。
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