宵の明星(金星)が見ごろ

今年の春、宵のうちに西の空で明るく輝いて見える星は、金星です。

屋外モニュメントと金星と冬の星座 2020年3月26日撮影

屋外モニュメントの上に輝く「金星」。その上には「すばる」、写真左上には「オリオン座」も見える。写真は2020年3月26日に撮影。

金星の見える位置は毎日少しづつ変わります。望遠鏡で金星を見ると、欠けた月のような形で見え、その大きさと形も毎日少しずつ変わります。
下記の図で赤い十字線のついた星が金星。高度、方位とも10度毎に1目盛り。

4月1日 19時 金星の位置と形
4月1日19時 西の空 4月1日 金星の形
4月11日 19時 金星の位置と形
4月11日19時 西の空 4月11日 金星の形
4月21日 19時 金星の位置と形
4月21日19時 西の空 4月21日 金星の形
5月1日 19時 金星の位置と形
5月1日19時 西の空 5月1日 金星の形

金星の形が変化して(満ち欠けして)見えるのは、金星は太陽の光を反射して輝いているからです。月と同様に、太陽の光があたる部分だけが白く輝いて見えます。

金星の大きさが変化して見えるのは、地球と金星の距離が変化するからです。近づいている時ほど大きくみえます。

金星の見え方の変化

公転により金星・地球・地球の位置関係が変化し、見かけの形と大きさが変化します。

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