群馬では3年ぶりとなる皆既月食の観察会を、2014年10月8日に開催しました。
皆既食終了直後の月 (午後8時25分頃)。
地球の影に隠れた月は暗く赤みがかった色に見えました。写真を拡大して見る。
観察会には約200名の方が参加されました。はじめは天候が悪く、月も星も全く見えませんでした。午後7時30分をすぎると、雲のすき間から皆既食中の赤い月がちらりと見える瞬間が何度かあり、空を眺めていたお客様から歓声がわき上がりました。皆既食が終わる午後8時24分頃からは晴れ間もひろがり、夏の大三角やカシオペヤ座など夏から秋にかけての星々が、暗い星まで見られました。満月にもかかわらず暗い星まで見えたのは、月食ならではの現象です。
皆既食終了後の欠けた月と天文台本館。
はじめは悪天候で月が見られなかったため、月食の仕組みと見え方などを紹介する「月食説明会」を映像ホールで2回開催しました。