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ぐんま天文台 > 特集・画像等 > 天文ニュース > 2013年8月12日 スピカ食を捉えた (2013年8月14日)

2013年8月12日 スピカ食を捉えた

スピカ食 はじまり 
スピカ食 おわり
 

手前にある天体が他の天体を隠してしまう現象を“掩蔽(えんぺい)”といいます。“掩”も“蔽”も「覆い隠す」という意味です。月が他の天体を隠す場合を指すことが多く、“星食”とも呼ばれます。今回は、おとめ座のスピカが隠されました。星に名前がついていますので、“スピカ食”と呼ばれるわけです。月は隠す天体に対して必ず西側から接近し、隠した後は東側へと抜けて行きます。

夜空には明るい星から暗い星まで無数の星がありますから、月による掩蔽(星食)は実は毎日起こっています。しかし、観察しやすい明るい星の掩蔽はめったに起こりません。

撮影日:2013年8月12日(撮影時刻は各コマに記載)
望遠鏡:口径15cm屈折望遠鏡(高橋製作所製FCT-150)+LE18mmによる拡大撮影
カメラ:Nikon D90(ISO400) 露出各1/4秒
ぐんま天文台・観望棟にて撮影

スピカ食の動画を見る [ wmv 8.34MB ]