珍しい虹の出現 2010年5月16日

2010年5月16日の正午前、昼間の星の観察会中に、珍しい形の虹が空に出現しました。

水平環1
水平環2

通常の虹と異なり、太陽の下の方に、ほぼ水平な形で見られました。これは水平環(すいへいかん)と呼ばれるものです。(ひょっとしたら、水平環ではなく外暈(そとがさ)かもしれません。)  水平環は2005年にも見られました

水平環と同時に、太陽を囲むような環、内暈(うちがさ)も見られました。

内暈

太陽、内暈、水平環(または外暈)の位置関係は、次のようになっていました。

解説

なお、春から夏にかけては太陽が高く昇るため、正午頃には通常の虹(太陽と反対側に現れる)を見ることができません。早朝や夕方には、太陽の高度が低くなるため、通常の虹が現れることもあります。

過去に見られた珍しい虹