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火星が接近中

最近、夜遅くの東の空に、赤い(橙色の?)星が明るく輝いて見えます。これは火星です。

火星は2年2ヶ月毎に地球に接近します。火星接近の解説をアニメーションで見る

今回最接近となるのは1月28日ですが、ぐんま天文台では最接近後もしばらく火星を観望できます。大型望遠鏡での観望をお楽しみください。

ぐんま天文台での火星の観望情報

(1) 1月14日 午後9時

2010/1/14 21:00

火星は、かに座のしし座寄りにあります。午後9時の高度(地平線から星までの角度)は約30度です。天文台で火星が観望できるのは午後8時以降(※)となりますが、まだ高度が低いため望遠鏡で観望しても大気の影響を強く受け、星像が乱れやすいです。

(※)ぐんま天文台の大型望遠鏡では、高度が20度以上とならないと、観望できません。

ぐんま天文台では、最接近となる1月28日以降の観望をお勧めします。
28日以前の場合は、遅い時間の観望となります。

(2) 1月28日 午後9時

2010/1/28 21:00

火星が最接近となるこの頃が、火星が最も大きく見える時になります。火星はかに座にあり、午後9時の高度は約47度。天文台で火星が観望できるのは午後7時以降となります。遅い時間の方が高度が上がり、観望しやすい条件となります。

【お勧めの観望日】
1/29(金)〜1/31(日) : 火星が最も大きく見えます。
2/5(金)〜2/7(日) : 月明かりの影響がないため、月以外の天体(暗い星雲など)も観察しやすくなります。

【お勧めの観望時刻】
夜8時〜9時(※)。
8時以前も、他の天体の観察をお楽しみいただけます。
(※)9時以降も観測条件が良いのですが、天文台は9時で閉館するため、9時と表記しています。

(3) 2月11日 午後9時

2010/2/11 21:00

最接近を過ぎ、火星は徐々に遠ざかりますが、まだまだ観察できます。午後9時の高度は約63度。天文台での観望時間(午後9時まで)における高度が高くなるため、観望しやすい条件となります。

【火星の視直径】
1/29(金)〜1/31(日) 14.1秒角
2/5(金)〜2/7(日) 13.9秒角
2/12(金)〜2/14(日) 13.5秒角
2/19(金)〜2/21(日) 12.9秒角
2/26(金)〜2/28(日) 12.3秒角
3/5(金)〜3/7(日) 11.6秒角
3/12(金)〜3/14(日) 10.9秒角

星図はアストロアーツ社のステラナビゲータで作成しました。

関連情報

火星までの距離〜小接近と大接近 (天文FLASH解説コーナー)。

火星の写真とビデオ (天体画像集)。