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英国のアマチュア天文家により日本時間4月7日昼頃に超新星 SN 2004bd が発見されたとの通報が8日昼に入ったのを受け、ぐんま天文台では急遽同日夜に当該天体の観測態勢を整え観測にあたったところ、当天文台の65cm反射望遠鏡および小型低分散分光器によって世界に先駆けてスペクトルの撮影に成功しました。この超新星は、おおぐま座にある銀河 NGC 3786 に現れたもので、発見時の光度は約14.3等でした。
今回の観測で得られたデータを解析した結果、この超新星はIa型と呼ばれるものであることがわかりました。このタイプの超新星は絶対光度が一定であることがわかっており、超新星が現れた銀河までの距離を測る指標となるため、極めて早い段階で極大光度に近い観測データが得られたことに意義があります。
この観測成果については、即時国際天文学連合電報中央局へ報告し、9日付け回報で全世界に報告されました。ぐんま天文台における超新星の初期観測成功は、今回で8件目になります。