ポリャコフさんの宇宙授業(5)ドッキングなど

 これはドッキングの映像です(25)。別のクルーがソユーズ宇宙船でやってきたところです。
 新しい乗務員は割と頻繁にやってきましたが、私はずっとそこに残っていました。貨物船はそれまで一緒にいた乗務員を乗せて、再び地上に帰って行くのです。


 これは、貨物船から見たミール宇宙ステーションの姿です(26)。


 ふたたび、新しい乗務員がやってきました。その中には女性飛行士もいました。彼女は私と一緒に宇宙で半年間過ごしました(27)。
  この中にはドイツ人の宇宙飛行士もいました。みなさんはたぶん御存知だと思いますけど、ミールには日本のジャーナリストの秋山さんも来たことがあります。


 これは、磁石が無重力状態でどういう動きをするかの実験で、小学生のために撮影したものです(28)。
  ミールの中ではたくさんの仕事、たくさんの研究が行なわれます。仕事がたくさんあればあるほど、宇宙で過ごす時間はあっという間に過ぎて行きます。地球のことを調べたり、星を調べたり、医学研究とかもするわけです。医学研究は自分以外のクルーにとってはあまり気持ちのいいものではないようですけどね。ただ、これは非常に重要な研究で、将来、火星へ行く時に大きく役に立つデータが得られるのです。


 無重力の中では、こんなに面白いこと(鼻の先で時計を回す)もできてしまうというデモンストレーションの映像です(29)。


 宇宙にいても髪の毛や爪は地球にいるのと同じようにのびて行きますから、散髪も必要となります(30)。
  また、暇な時には図書館から本を持ってきて読んだりもします。できるだけユーモアのセンスを失わないようにふざけあったりもします。


 これは、私達のミールステーションにアメリカのスペースシャトルがやってきた時の映像です(31)。何時間にもわたってランデブー飛行をしました。お互いに交信したり、お互いを撮影しあったりしました。私の飛行の終わりごろに、アメリカとロシアのクルーがやってきました。


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