講演あいさつ

群馬県知事・小寺弘之

知事  ぐんま星空憲章を作ってから1年がたちました。それを記念してロシアの宇宙飛行士であるポリャコフさんをお迎えしてお話を伺うことにいたしました。ポリャコフさんは長い時間宇宙に滞在した経験の持ち主です。
 今、私達は地球が丸いということを知っています。ただ、本当に丸いということを実際に確かめるのはなかなか難しいことです。ポリャコフさんは、宇宙空間に滞在するなかで、地球が丸いことを見たり、無重力状態を体験したり、私達には想像もできない体験をしてきた方です。そういう方のお話を聞くということは、とても楽しいことであり、ためになることだと思います。
 私がポリャコフさんとお会いして感じたことは、精神が相当しっかりしていること、もう1つは、準備を怠らないことの2点です。長期間にわたって宇宙での生活を行なうのに必要な強い精神と、今日のために綿密な打ち合わせを行なう姿に、そう感じました。
 では、ポリャコフさんのお話をゆっくりお聞きください。ありがとうございました。

群馬県議会議長・すがのよしあき

県議会議長 はじめに、ポリャコフさん御夫妻には遠くロシアからはるばる本県までお越しいただきまことにありがとうございます。心から歓迎いたします。
 近年、フロンガスによるオゾン層の破壊や、森林資源の減少、地球温暖化の進行など、地球的規模での環境悪化が大きな問題となっています。かけがえのない貴重な財産である自然環境を守り、より一層豊かなものにして未来に引き継いでいくことは、今や全世界の人々に課せられた大きな使命です。このような中で、本日、宇宙での滞在世界一の記録を持ち、有人火星飛行に向けた宇宙開発計画のリーダーでもあるポリャコフさんにおいでいただき、宇宙から見た地球環境の大切さや、宇宙開発にかける夢や情熱などをお話いただけますことは誠に喜ばしいことであります。
 そして、ぐんま星空憲章の理念が、県民の皆さんの間に大きく広まると共に、宇宙に対する大きな夢や希望、感動が花開き、実を結びポリャコフさんや向井千秋さんに続く宇宙飛行士や科学者、天文学者が数多く、群馬県から生まれることを心から期待しています。
 今回の記念事業の実施にあたり、多大なる御尽力を賜りました、ロシア連邦大使館、米航空宇宙局ならびに関係各位に対しまして心から感謝申し上げます。

ロシア連邦駐日特命全権大使・
アレクサンドル・ニコライ・パノフより(代理ガムザ氏)

ガムザ氏 御来場の皆様こんにちは。私はロシア連邦大使館のガムザと申します。文化担当とロシア政府付属国際文化科学協力センターの在日の部長です。我々の大使であるパノフさんと、我々の政府のセンターの指導者のお祝の言葉を皆様にさしあげます。センターの指導者は世界的に有名な人です。1963年に女性としては世界で始めて宇宙飛行士になったテレシコワさんで、とても偉い人です。今年、20世紀の女性のシンボルに選ばれました。彼女からのお祝のメッセージを持ってまいりました。
 きょうはポリャコフ宇宙飛行士が面白い講演を行なうと思います。私は専門家ではないので、皆さんと一緒に講演を聞きたいと思います。
 もう一つ、星空憲章の一周年おめでとうございます。
ありがとうございます。

テレシコワさんからのメッセージ

テレシコワ氏

 今回の講演の話を聞き大変に喜んでおります。ポリャコフ宇宙飛行士とは仲のいい友人であり大変うれしく思っています。たくさんの若い人たちが会場に集まって宇宙飛行士の話を聞くことで、宇宙が身近に感じられるようになることを期待しています。

(さあ、お待ちかね!ロシアの宇宙飛行士ポリャコフさんの登場です。)

▼次へ▲戻る