スターバースト銀河 M82

M82銀河の写真、65cm望遠鏡で撮影、Bバンド、Rバンド、Hαフィルター 3色合成

電離した水素ガス(赤色で表示) 高解像度で見る

M82は我々の銀河系から約1200万光年の距離にある銀河で、爆発的な星生成(スターバースト)が起こっていることで有名です。ぐんま天文台の天体観望でも、4〜6月の、良く晴れた月明かりのない夜に観察できます。

これらの写真は65センチ望遠鏡で撮影したものです。2枚目の写真はHαフィルターも使って撮影、合成したもので、銀河の中心から上下に広がる赤い部分は電離した水素ガスが放つ赤い光(Hα線)です。この銀河の中心で星生成や超新星爆発が活発に起こったため、高温の電離した水素ガスが銀河の外まで噴出していると考えられています。この流れをスーパーウィンドと呼びます。画面右上や右下などの薄暗い赤色はノイズです。

M81銀河とM82銀河の写真

M81銀河とM82銀河 高解像度で見る

M82銀河の近くにはM81銀河があり、視野の広い望遠鏡なら同時に両方の天体を見られます。こちらの写真は観察用望遠鏡ε250とデジタル一眼レフカメラD70で撮影しました。