惑星状星雲 M57 (環状星雲、リング星雲)

惑星状星雲 M57 (環状星雲、リング星雲)の写真

惑星状星雲 M57 高解像度で見る

M57は、太陽のような恒星の、一生の最期の姿です。太陽程度の大きさの恒星は、水素の核融合により安定して輝き続けたのち(主系列星)、膨らんで赤くなり(赤色巨星)、外層のガスを宇宙空間に放出します。中心には核融合を終えた燃えカスのような星(白色矮星)が残り、ここから放出される紫外線が既に放出されたガスを電離させ、ガスの中にある各元素がそれぞれ特有の波長(色)の光で輝いています。

上の写真は、ぐんま天文台の65センチ望遠鏡とCCDカメラで撮影したものです。B,V,Rバンドフィルターを使って撮影した画像を疑似カラー合成しました。