伝えるを、伝える。 〜月・惑星アウトリーチ20年の経験をあなたに〜

講師

寺薗 淳也 氏
(会津大学)

講演概要

科学者による研究や、技術者によるプロジェクトの成果などを一般の人にわかりやすく伝えていくことを、日本語では普及啓発、英語では「アウトリーチ」と称します。この重要性は1990年代から認識されてきてはいるのですが、日本ではまだ、なかなかその専門性などが評価されません。一方、月・惑星探査のように、多額の費用を費やして研究開発が行われる分野では、その説明責任の一環としてもアウトリーチが求められます。

この分野で20年間、特にウェブ「月探査情報ステーション」を中心としてアウトリーチ活動を進めてきた筆者が、その歴史や苦労、そしてどのような点が重要なのかについて、わかりやすく説明します。