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ぐんま天文台 > イベント > 天文講話 「太陽系外惑星の話」 2012年1月28日

天文講話 「太陽系外惑星の話」

金星、火星、木星といった惑星は、太陽の光を受けて輝いており、太陽のように自らは輝いてはいない。遠くから見ると、惑星と太陽の明るさの差は1億倍以上になる。そこで恒星の周りに惑星があっても、直接観測することは非常に困難である。

一方、太陽も惑星も太陽系の重心の周りを回っており、一番大きな木星の質量は太陽の1/1000であるから、太陽もその重心の周りを木星の公転速度の1/1000の秒速13mで動いている。これを利用して、1995年、ペガスス座51番星の視線速度が、秒速130mの振幅、周期4.2日で変動していることを知り、これは惑星の作用とした。このような方法をドプラー法と呼ぶ。

また、地球からも金星や水星の太陽面通過が観測されるが、この時、太陽全体の明るさは僅かに変化する。この10万分の1程度の変化を見つけて惑星を探すトランシット法でも、太陽系外に惑星が発見されている。

このような方法で、発見された太陽系外惑星候補天体は1000をこえて、様々な軌道上を動いていることが分かってきた。

講師古在由秀(ぐんま天文台長)
タイトル太陽系外惑星の話
日時2012年1月28日(土)午後3時〜4時
対象一般 (中学生以上)
その他定員80名 予約不要・先着順・参加費無料(入館料は必要)
問い合わせ先 住所 〒377-0702 群馬県吾妻郡高山村中山6860-86県立ぐんま天文台
電話0279-70-5300
FAX 0279-70-5544

講演開催日は午後3時からの3Dシアター上演をお休みさせていただきます。