1916年、アインシュタインによって一般相対性理論の論文が発表されて直ちに解決されたのが、長年の謎であった、水星の楕円軌道長軸の、100年に43秒という動きであった。また、一般相対論が太陽の傍で光がわん曲すると予言したので、1919年の皆既日食の際に、それが測定された。ここ数十年では、遠い銀河のその前にある銀河の作用による重力レンズの像が見つかり、各種のブラックホールの実在も確認された。また、その重力理論のもとになる重力波の存在は、中性子連星の長年の観測から、間接的には確かめられた。しかし、重力波を直接にとらえることには、まだ成功していないが、日本もふくめ各国でその検証の努力が続けられている。
講師 | 古在由秀(ぐんま天文台長) |
タイトル | 一般相対性理論と天文学 (ニュートン力学では説明できない現象) |
日時 | 2011年10月29日(土)午後3時〜4時 |
対象 | 一般 (中学生以上) |
その他 | 定員80名 予約不要・先着順・参加費無料(入館料は必要) |
問い合わせ先 |
住所 〒377-0702 群馬県吾妻郡高山村中山6860-86県立ぐんま天文台 電話0279-70-5300 FAX 0279-70-5544 |
講演開催日は午後3時からの3Dシアター上演をお休みさせていただきます。