宵の明星や一番星として親しまれている「金星」は、たいへん明るいため、天気が良ければ昼間でも青空の中で輝いて見えます。現在金星は徐々に地球へ近づいてきており、9月後半から10月前半にかけては、金星を望遠鏡で観察すると細長い形に見えるようになります。
変わった形をした金星を、ぐんま天文台の望遠鏡で昼間に観察してみませんか。毎週土曜日、日曜日と祝日に行っている「昼間の星の観察会」で、小型望遠鏡を使って金星の観察ができます。
また、10月9日(土)から11日(月)までの3連休はイベント「細長い金星を65cm望遠鏡で観察しよう」を開催。観察に使う望遠鏡を65cm望遠鏡にグレードアップし、高倍率で金星を観察できるようにします。
期間限定の「細長い金星」を、ぜひご覧ください。
姿を変える金星。(左)2010年8月21日撮影。(右)2010年9月10日撮影。9月下旬には、もっと細長くなります。
天候不良の場合は観察できませんのでご了承下さい。現在のお天気はWebカメラの画像で確認できます。
金星は恒星のように自ら光を発するのではないため、月と同様に太陽の光が当たる部分だけが輝いて見えます。このため、太陽、地球、金星の位置関係により形が変化します。また、公転に伴い地球との距離も変化するため、見かけの大きさも大きく変化します。
惑星の位置と見え方の関係 |
地球を固定してみた場合 |