天文講話「人工衛星の話」

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丁度50年前の10月4日、当時のソ連が、人類最初の人工衛星であるスプートニック1号を打ち上げた。そこで、日本も大騒ぎになり、東京・三鷹市の東京天文台には、たくさんの新聞記者がつめかけた。

打ち上げ当初は、日本からその衛星が見えなかったが、外国からの報道が伝わり、日本で何時ころから見えるようになるか、我々はそれを推定して新聞記者に伝えた。そのうち、日本各地から、衛星観測の報告あ電報で入るようになり、てんてこ舞いの状態が続いた。

今では、明るい衛星が見えても、人々は騒がなくなり、いろいろな仕事を担った人工衛星が地球のまわりを回っている。